ザイゴマインプラント治療を検討中の方へ|実際の費用を紹介|インプラントなど患者様にご満足いただけるゴールを目指す、品川・武蔵小山のよしひろ歯科クリニック

03-5498-4618 土日曜診療あり、平日17時まで
ご予約・
お問い合わせ
ENGLISH
よしひろ歯科クリニックブログ
Blog

ザイゴマインプラント治療を検討中の方へ|実際の費用を紹介

インプラント
ザイゴマインプラント治療を検討中の方へ|実際の費用を紹介

「骨が足りないと言われてインプラントを諦めた」「費用が高額で踏み出せない」そのような悩みを抱えている方は少なくありません。ザイゴマインプラントは、顎の骨が大きく痩せてしまった場合でも治療の可能性を広げる方法ですが、料金が気になる方もいるでしょう。

実際にどれくらいの費用が必要なのか、そして通常のインプラントとの違いや保険適用の有無について知ることは、治療を検討する上で大切なポイントです。この記事では、ザイゴマインプラントの料金相場や内訳、費用を抑えるための方法、さらにリスクや注意点まで詳しく解説します。

 

歯のお悩みはよしひろ歯科クリニックへ

詳細:インプラント治療

お問合せ:ご予約・お問い合わせフォーム

電話番号:03-5498-4618

 

ザイゴマインプラントとは

ザイゴマインプラントは、上顎の骨が大きく痩せてしまい、通常のインプラント治療が難しい方々を対象とする治療法です。従来型インプラントは顎の骨に埋め込むのが一般的ですが、ザイゴマインプラントでは頬骨(ザイゴマ骨)を使ってインプラントを支持します。骨量が不足していても治療の選択肢となるケースが多く存在します。

大きな特徴は、一定の条件を満たすことで手術当日に仮歯または固定式人工歯を装着できる点です。術後早期から噛む機能や外観を改善する可能性がある治療法です。

 

ザイゴマインプラントの費用

ザイゴマインプラントの料金は、240万円から300万円程度が相場です。歯科医院によっては198万円から400万円と幅があり、治療を受ける地域や設備、使用される素材によって変動します。

費用が高額になる理由は、通常のインプラントに比べて手術の難易度が高く、特殊な器具や長いインプラント体を用いる点にあります。

また、全顎的な治療と組み合わせるケースが多く、人工歯の素材や麻酔方法、術前検査など複数の要素が加算されるため、費用が大きくなる傾向があります。

 

料金内訳の例

・基本治療費

オールオン4などの全顎治療がベースとなり、200万円から300万円程度が必要です。


・ザイゴマインプラント加算費用

1本あたり40万円前後が追加されます。骨量が少ない場合に複数本が必要となることもあります。


・人工歯のフレーム素材

チタンを用いた場合とジルコニアを用いた場合で価格が異なり、ジルコニアのほうが高額になる傾向があります。


・麻酔費用

静脈内鎮静法を使用する場合は、別途料金が必要です。


・術前検査費用

CT撮影や血液検査などが含まれます。


・仮歯の費用

手術当日に装着する仮歯の製作費が発生します。


・メンテナンス費用

手術後の定期検診や調整にかかる費用も想定しておく必要があります。


ザイゴマインプラントは費用が高額ですが、従来の方法では治療が難しかった方でもインプラントを適用できる可能性があります。料金を比較する際は、単なる総額だけでなく、手術実績やメンテナンス体制、使用される素材についても確認することが重要です。

 

ザイゴマインプラントの料金(ケース別)

ザイゴマインプラントは、顎の骨が十分でない患者さん向けの特別な治療法です。そのため、通常のインプラント治療費に加えて、ザイゴマインプラントの専用料金が追加される形となります。

 

4本インプラント (All-on-4) の場合の費用

  - 通常のインプラント費用: 260万円(税込286万円)

  - ザイゴマ加算: +40万円(税込44万円)

  - 合計: 300万円(税込330万円)

 

5本インプラント (All-on-5) の場合の費用

  - 通常のインプラント費用: 280万円(税込308万円)

  - 合計(ザイゴマ加算後): 320万円(税込352万円)

 

6本インプラント (All-on-6) の場合の費用

  - 通常のインプラント費用: 300万円(税込330万円)

  - 合計(ザイゴマ加算後): 340万円(税込374万円)


ザイゴマインプラントの基本料金44万円は、チタンフレームを使用した場合のものです。

もし、より高品質のジルコニアフレームを希望される場合は、追加で88万円(税込)の費用がかかります。患者さんの希望や予算に応じて、最適な選択をご提案いたします。

 

ザイゴマインプラントは保険適用される?

ザイゴマインプラントは健康保険の対象外であり、自由診療になります。そのため、公的保険で治療費を軽減することはできません。

保険が適用されない理由は、インプラント治療そのものが美容や機能回復を目的とした先進的な医療に位置づけられているためです。

一般的な虫歯や歯周病の治療と違い、国の制度では必要最低限の機能回復に限定して保険診療が認められています。ザイゴマインプラントは高度で専門的な治療に分類されるため、対象外となっています。

 

ザイゴマインプラントの料金を抑える方法

ザイゴマインプラントの料金は高額になりますが、医療費控除やデンタルローンを活用することで負担を軽減できます。

医療費控除は、確定申告で申請することで、支払った治療費の一部が所得控除の対象となります。デンタルローンは歯科治療に特化したローンを利用し、月々の分割払いにすることで一度に大きな出費を避けられます。


費用が数百万円単位に及ぶ治療だからこそ、支払い方法や税制面での工夫が大切です。

 

医療費控除

年間の治療費が10万円を超える場合、確定申告で医療費控除を受けられます。

対象となる費用には、インプラント治療費だけでなく、CT撮影や診断料、通院の交通費も含まれる場合があります。

還付される金額は所得や支払額によって異なりますが、数十万円単位で戻るケースもあるため、必ず確認することをおすすめします。

 

デンタルローン

治療費の全額を一度に支払うのが難しい場合には、デンタルローンの利用が有効です。分割払いにすることで、生活費を圧迫せずに治療を進められます。

歯科医院によっては提携ローンを案内しているところもあり、金利の優遇が受けられる場合もあります。クレジットカードの分割払いよりも金利が低いケースもあるため、事前に比較検討することが大切です。

 

ザイゴマインプラントと通常のインプラントの違い

ザイゴマインプラントと通常のインプラントの最大の違いは、埋め込む場所と適応できる症例範囲です。ザイゴマインプラントは頬骨を利用するため、顎の骨が少なくても治療が可能です。

一方、通常のインプラントは顎の骨に埋め込む方法であり、骨が不足している場合には骨造成などの追加処置が必要になります。

 

ザイゴマインプラント

ザイゴマインプラントは、上顎の骨が極端に少ない方に用いられる治療法です。頬骨は非常に硬く吸収されにくいため、インプラントの支えとして有効です。

多くの場合、手術当日に仮歯を装着できるため、見た目や食事機能を早期に回復できる点が特徴です。高度な技術が求められるため、対応できる歯科医院は限られています。

 

通常のインプラント

通常のインプラントは、顎の骨に直接埋め込む最も普及している方法です。骨の量と質が十分であれば、高い安定性と長期的な使用が期待できます。

しかし、骨が痩せている場合は骨造成や骨移植が必要になることがあり、治療期間が長くなる可能性があります。

 

ザイゴマインプラント治療の流れ

1、カウンセリングと初診

カウンセリングと初診時には、患者様の悩みや希望をしっかりとお伺いし、治療についての疑問や不安を解消いたします。口の中の状態を確認した上で、レントゲンやCT撮影を行い、現在の状況をしっかりと把握いたします。

2、詳細な検査

詳細な検査では、CTやレントゲンを使用して口の中の詳しい構造を確認いたします。その後、仮歯を作成するための型取りを進めます。

3、治療計画の策定

検査結果をもとに、最適な治療計画を策定し、患者様に詳しく説明いたします。

4、手術前の準備

手術前の準備として、必要に応じて虫歯や歯周病の治療を行います。

5、ザイゴマインプラント手術

ザイゴマインプラント手術では、まず麻酔を施して患者様がリラックスした状態を作り出します。その後、必要な場合は抜歯を行い、骨にインプラントを埋め込みます。手術が終わったら、その日のうちに仮歯を装着します。 

6、仮歯の調整

仮歯の形状や咬み合わせは、患者様の口腔内に合わせて適切に調整されます。

7、最終的な人工歯の装着

仮歯のデータをもとに、最終的な人工歯を作製して装着いたします。

8、定期的なメンテナンス

インプラントの健康を維持するために、定期的なメンテナンスを実施し、クリーニングやインプラント周囲炎の予防を行います。

ザイゴマインプラント治療は、患者様の口腔内の状態や希望に合わせて、最適な治療を提供することを目指しています。治療の各ステップで、患者様の安全と快適さを最優先に考慮し、高度な技術と経験を持つ歯科医師が治療を行います。

 

ザイゴマインプラントのリスク・注意点

ザイゴマインプラントには、上顎洞炎・瘻孔形成・インプラント周囲炎といったリスクが存在します。

高度な技術を要する手術であるため、十分な経験を持つ歯科医師による治療と、術後の適切なケアが重要です。

 

上顎洞炎のリスク

ザイゴマインプラントは上顎洞(副鼻腔)近くにインプラントを固定することがあり、上顎洞炎(副鼻腔の炎症)が発生する可能性があることが報告されています。

症例によっては鼻の不快感や排膿、顔面痛などの症状が見られることがあります。手術の計画段階で画像診断を十分行い、術後は治癒の進行を観察することが予防に役立ちます。

 

オロアントラル瘻孔のリスク

ザイゴマインプラント施術後、口腔と上顎洞をつなぐ瘻孔(オロアントラル瘻孔)が報告されています。瘻孔が形成されると鼻腔と口腔間で通路ができ、炎症が続く可能性があります。

経験のある術者による慎重な手技と術後の管理が重要です。

 

インプラント周囲炎のリスク

ザイゴマインプラントに限らず、インプラント周囲の軟組織・骨が細菌感染で炎症を起こす周囲炎(ペリインプラント炎)が発生することがあります。

重症化すると骨吸収が進み、インプラントが支持を失う可能性があります。日々のブラッシングや定期クリーニング、専門医によるチェックが重要です。

 

まとめ

ザイゴマインプラントは、特に上顎の骨が少ない方や多数の歯を欠損している方に適した治療法として注目されています。

この治療法は頬骨にインプラントを埋め込む特殊な手法を採用しており、その高度な技術や専門性が求められるため、治療費は通常のインプラントよりも高額となることが一般的です。

治療費の相場は200万~300万円と言われています。

また、ザイゴマインプラントとオールオン4という別の治療法との違いも明確にされており、それぞれの特性や適用範囲に応じて最適な治療方法を選択することが重要です。ザイゴマインプラントの導入を検討する際は、十分な情報収集と専門家との相談が必要となります。

 

監修者 山田 嘉宏(やまだ よしひろ)

ザイゴマインプラント治療を検討中の方へ|実際の費用を紹介

医療法人社団隆嘉会 ソレイユデンタルクリニック 理事長

1990年 昭和大学歯学部 卒業
1990~1992年 東京医科歯科大学補綴科 勤務
1992~1993年 茨城県友部歯科診療所 勤務
1993~1999年 品川区共立歯科 分院長 勤務
1999~2003年 よしひろ歯科クリニック 開院
2003年 医療法人社団隆嘉会 よしひろ歯科クリニック 開院
2014年 医療法人社団隆嘉会ソレイユデンタルクリニック 開院

 

資格

・厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
・日本口腔インプラント学会専門医
・IDIA(国際歯科インプラント協会/旧 ADIA(アメリカ歯科インプラント協会))専門医/指導医
・DGZI(ドイツ口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ISOI(国際口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ICOI(国際口腔インプラント学会)認定医
・日本臨床歯周病学会歯周病認定医

 

歯のお悩みはよしひろ歯科クリニックへ

詳細:インプラント治療

お問合せ:ご予約・お問い合わせフォーム

電話番号:03-5498-4618

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ

03-5498-4618 土日曜診療あり、火・木20時まで