インプラントとブリッジの費用を比較!最適な治療とは?

歯を失ったとき、「インプラントとブリッジ、どっちがいいんだろう?」と迷う方は少なくありません。
インプラントは高額だけど長持ちする、一方でブリッジは安いけれど再治療のリスクがあります。
どちらを選ぶかで、10年・20年後の満足度や費用総額は大きく変わります。
本記事では、インプラントとブリッジの費用相場から、長期的なコスト比較、素材ごとの違い、費用を抑える方法までをわかりやすく解説します。
また、「自分の口の状態ならどちらが合っているか」を判断するためのポイントも紹介します。
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インプラントとブリッジの費用はどれくらい?
歯を失ったときに選ばれる主な治療法であるインプラントとブリッジは、治療方法や保険の有無によって費用が大きく異なります。
それぞれの費用相場の目安は次のとおりです。
・インプラントは1本30万〜50万円が相場
・ブリッジは保険適用で2〜3万円、自費だと5〜15万円が目安
・インプラントブリッジの場合は70〜120万円前後
費用の違いを理解しておくことで、自分に合った治療法を選択しやすくなります。
インプラントは1本30万〜50万円が相場
インプラントの費用は1本あたり30万〜50万円が一般的です。
治療の全工程を自費で行うため、検査・手術・人工歯の作製などにそれぞれ費用が発生します。
・検査、診断料:1.5万円〜5万円
・手術費用:15万円〜35万円
・上部構造(人工歯):5万円〜20万円
使用するインプラントメーカー、治療の難易度、人工歯の素材によって費用は変わります。
都市部や審美性を重視する場合は35万〜55万円ほどになることもあります。
ブリッジは保険適用で2〜3万円、自費だと5〜15万円が目安
ブリッジ治療は、失った歯の両隣を削って支えとし、その上に人工歯を固定する方法です。
保険診療では1本あたり2〜3万円ほどで治療できますが、使用できる素材が金属やレジンに限られます。
見た目や耐久性を重視する場合は、自費診療で5〜15万円程度が一般的です。
・保険適用:2万〜3万円(金銀パラジウム合金、硬質レジン前装冠など)
・自費診療:5万〜15万円(セラミック、ジルコニア、メタルボンドなど)
自費ブリッジでは審美性と耐久性に優れた素材を選べますが、費用は高くなります。
前歯など見た目が重視される部位では、自然な仕上がりを求めて自費を選ぶ方も多いです。
インプラントブリッジの場合は70〜120万円前後
複数の歯をまとめて補う場合は、2本のインプラントを支柱にして人工歯を橋のように連結する「インプラントブリッジ」が行われます。
インプラントの本数を減らせるため、全てをインプラントで治療するよりも費用を抑えられます。
・インプラント2本(支柱部分):約60万〜90万円
・ダミーの歯(ポンティック):約10万〜15万円
3本の歯を2本のインプラントで支える場合、合計はおよそ70万〜120万円前後です。
3本すべてをインプラントで埋入した場合(約90万〜135万円)と比べ、20〜40万円程度費用を抑えられるケースもあります。
ただし、骨の状態や噛み合わせの条件によっては適用できないこともあるため、事前の精密な診断が欠かせません。
インプラントの費用内訳
インプラントの費用は、診断や手術、人工歯、メンテナンスといった複数の工程から成り立っています。
さらに、前歯か奥歯か、使用する素材の種類、骨の状態によっても総額が変わります。
主な項目は次のとおりです。
・費用の内訳(診断料・手術費・上部構造・メンテナンス)
・部位別(前歯・奥歯)の費用差
・素材別の費用比較(インプラント体・上部構造)
・骨造成などの追加費用
費用の内訳(診断料・手術費・上部構造・メンテナンス)
インプラントの総額は1本あたり30万円〜50万円が目安です。
費用は主に次の4つに分かれます。
・検査・診断料:1.5万円〜5万円程度
・手術費用:15万円〜35万円程度
・上部構造(人工歯):5万円〜20万円程度
・メンテナンス費用:1,500円〜1万円
治療内容や設備、使用するメーカー、医師の技術によっても金額は異なります。
定期的なメンテナンスを続けることで、治療後の安定性を保てます。
部位別(前歯・奥歯)の費用差
インプラントの基本料金は同じでも、前歯の方が費用が高くなる傾向があります。
前歯は審美性が求められ、骨が薄く追加手術が必要なケースが多いためです。
・前歯の費用相場:40万円〜50万円前後
・奥歯の費用相場:30万円〜45万円前後
前歯は「見た目の自然さ」、奥歯は「機能性」が重視されるため、目的によって適した治療内容が異なります。
素材別の費用比較
インプラント治療の費用は、使用する素材によっても大きく変わります。
インプラント体(人工歯根)と上部構造(人工歯)に分けて確認することが重要です。
インプラント体(人工歯根)の素材
・チタン製:30万〜40万円
・ジルコニア製:約50万円〜80万円
チタンは長年の臨床実績があり、耐久性とコストのバランスが取れています。
ジルコニアは審美性を重視するケースに適しています。
上部構造(人工歯・被せ物)の素材
・ジルコニアセラミック:12万円〜20万円
・オールセラミック:10万円〜18万円
・ハイブリッドセラミック:5万円〜10万円
見た目の美しさを求める前歯にはジルコニアやオールセラミック、強度を重視する奥歯にはハイブリッドセラミックが選ばれやすいです。
骨造成などの追加費用
顎の骨が薄い場合や高さが不足している場合は、インプラントを安定させるために骨造成が必要です。
この手術は基本費用に含まれず、追加費用がかかります。
・ソケットリフト:3万円〜10万円
・GBR(骨誘導再生法):3万円〜15万円
・サイナスリフト:15万円〜35万円
骨造成を行うことでインプラントの固定が安定し、長期的な成功率が高まります。
ただし、手術回数が増えるため、治療期間も長くなる点を理解しておく必要があります。
ブリッジの費用相場と保険・自費の違い
ブリッジの費用は、保険診療か自費診療かで大きく変わります。
保険適用では費用を抑えられる反面、見た目や素材に制限があります。
一方、自費診療では費用は高くなりますが、見た目や耐久性に優れた仕上がりが可能です。
保険適用ブリッジの費用と特徴
保険適用のブリッジは、最も費用を抑えられる治療法です。
使用できる素材や部位に制限はありますが、短期間で機能を回復できます。
・奥歯の費用相場:約5,000円〜1万円(3割負担・1本あたり)
・前歯の費用相場:約1万円〜2万円(3割負担・1本あたり)
奥歯には金銀パラジウム合金(銀歯)が使われ、強度は十分ですが金属色が目立ちます。
前歯では硬質レジン前装冠が使用され、見た目は白く仕上がりますが、プラスチック部分が変色や摩耗しやすい点がデメリットです。
費用負担を抑えたい人に向いていますが、見た目や長期的な耐久性を重視する場合は、自費ブリッジの方が適しています。
自費ブリッジ(セラミック・ジルコニア)の費用と特徴
自費のブリッジは、見た目・強度・耐久性に優れた高品質な素材を使用します。
費用は高くなりますが、長期的に美しさを維持できるのが特徴です。
・ジルコニアセラミック:10万円〜20万円
・オールセラミック:8万円〜18万円
・メタルボンド:8万円〜15万円
・ハイブリッドセラミック:5万円〜12万円
ジルコニアセラミックは強度と審美性の両立に優れ、金属アレルギーの心配がありません。
オールセラミックは透明感が高く、前歯の審美治療に適しています。
メタルボンドは強度が高い一方、やや色調が劣ります。
ハイブリッドセラミックは比較的安価ですが、経年変化しやすい素材です。
自費ブリッジは初期費用こそ高いものの、見た目・快適さ・耐久性のバランスが良く、長期的な満足度が高い治療法です。
インプラントブリッジとは?2本のインプラントで3本の歯を補う治療法
インプラントブリッジは、連続して歯を失った部分を効率的に補う治療法です。
両端にインプラントを埋め込み、その上に複数の人工歯を橋のように連結して装着します。
通常のブリッジが天然歯を支えにするのに対し、インプラントブリッジは人工の歯根を土台にする点が異なります。
インプラントブリッジの仕組みと構造
インプラントブリッジは、2本のインプラントで3本以上の人工歯を支える構造です。
例えば3本の歯を失った場合、両端にインプラントを埋め込み、中央の1本はポンティック(ダミーの歯)として橋渡しするように連結します。
構成要素は以下の通りです。
・インプラント体(人工歯根):顎の骨に埋め込む金属製の土台。
・アバットメント(土台):インプラント体と人工歯をつなぐ中間パーツ。
・上部構造(人工歯):見た目の歯の部分で、複数の人工歯を一体化して装着する。
・ポンティック(ダミーの歯):インプラントが埋まっていない部分に連結する人工歯。
すべての欠損部にインプラントを埋入する必要がないため、手術の負担や費用を抑えながら自然な噛み心地を再現できるのが特徴です。
また、健康な歯を削る必要がなく、天然歯のブリッジよりも長期的に安定した治療結果が期待できます。
費用相場と通常のインプラントとの違い
インプラントブリッジの費用は、通常のインプラント治療よりも費用を抑えられる傾向にあります。
すべての歯にインプラントを埋入するのではなく、支えとなる2本のインプラントを使うためです。
・インプラントブリッジ(3本欠損の場合):約80万円〜150万円前後
・通常のインプラント(3本全てに埋入する場合):約100万円〜200万円前後
インプラントの本数を減らすことで、外科的な負担や治療費用を軽減できます。
治療期間はどちらも骨との結合期間を含めて半年〜1年ほどが一般的です。
通常のインプラントは1本ごとに独立しているため、噛む力が分散しやすく安定性が高いという利点があります。
一方、インプラントブリッジは連結構造のため、費用と機能性のバランスを重視した治療として選ばれています。
どんな症例でインプラントブリッジが選ばれるか
インプラントブリッジは、失った歯が連続している場合や、すべての部位にインプラントを埋入するのが難しいケースで選ばれやすい治療法です。
主な症例としては次のようなケースが挙げられます。
・複数の歯を連続して失った場合
・顎の骨の量が不足している場合
・治療費や身体的な負担を抑えたい場合
・天然歯のブリッジが適用できない場合
このように、インプラントブリッジは「必要な箇所にだけインプラントを使う」ことで、機能性・費用・審美性のバランスを取れる治療法として多くの患者に選ばれています。
インプラントとブリッジの費用を抑える3つの方法
インプラントや自費のブリッジ治療は高額になりやすいですが、制度や支払い方法を上手に活用することで費用負担を軽減できます。
主な方法は以下の3つです。
・医療費控除を利用
・デンタルローンで分割払いにする
・複数の歯科医院で見積もりを取る
医療費控除を利用
インプラントや自費ブリッジの費用は、機能回復を目的とした治療であれば医療費控除の対象になります。
この制度を活用することで、支払った税金の一部が還付されたり、翌年の住民税が軽減されたりします。
医療費控除を受けるためには、1年間に支払った医療費の合計が「10万円」または「所得の5%」を超えていることが条件です。
同じ生計の家族の医療費も合算できるため、家族の治療をまとめて申告することも可能です。
対象となる費用には、検査・手術・人工歯の費用のほか、通院にかかった交通費も含まれます。
ただし、美容目的の治療は対象外となるため注意が必要です。
申告の際には領収書が必要になるため、治療後はすべて保管しておきましょう。
デンタルローンで分割払いにする
インプラント治療は1本あたり30万円以上かかることもあり、一括での支払いが難しいケースも少なくありません。
そのような場合は、デンタルローンを利用して分割払いにする方法が有効です。
デンタルローンは歯科治療専用のローンで、銀行や信販会社が提供しています。
クレジットカードよりも金利が低く、長期分割(最長10年など)が可能です。
毎月の支払い額を抑えられるため、経済的な負担を軽減できます。
一方で、審査が必要であり、金利手数料が発生する点は注意が必要です。
また、医院によっては「院内分割払い」を導入している場合もあり、金利がかからないケースもあります。
自分の支払い状況に合った方法を選ぶことで、無理のない治療計画を立てやすくなります。
複数の歯科医院で見積もりを取る
インプラントやブリッジの費用は自由診療のため、歯科医院ごとに大きく異なります。
同じ治療内容でも、インプラントメーカーや素材、手術方法などによって総額が変わるため、複数の医院で見積もりを取ることが大切です。
複数の医院を比較することで、治療費の内訳を明確に把握できます。
さらに、骨造成の必要性やインプラントの本数など、治療方針そのものが異なる場合もあります。
複数の医師の意見を聞くことで、自分に最も合った治療法を選びやすくなります。
また、説明の丁寧さや設備の清潔さなども比較できるため、信頼できる医院を見つけやすくなります。
金額だけで判断せず、総合的に安心して任せられる医院を選ぶことが、結果的に満足度の高い治療につながります。
インプラントとブリッジのメリット・デメリット比較
インプラントとブリッジはいずれも失った歯を補う代表的な治療法ですが、見た目・噛み心地・耐久性・費用の面で大きな違いがあります。
どちらが適しているかは、希望する見た目・他の歯の状態・将来的な維持費などを総合的に考えることが大切です。
主な比較項目は次の4つです。
・見た目・噛み心地・耐久性の違い
・他の歯への影響(削合・負担)
・寿命・メンテナンスの手間
・総コスト(10年・20年単位での比較)
見た目・噛み心地・耐久性の違い
見た目・噛み心地・耐久性の3点では、インプラントの方が総合的に優れています。
インプラントは顎の骨に直接固定されるため、見た目が自然で安定性も高く、長期間の使用にも耐えやすい構造です。
審美性の面では、上部構造にセラミックやジルコニアを用いることで、天然歯に近い透明感や質感を再現できます。
一方、ブリッジは保険適用の素材では銀歯やレジンが使われるため、前歯など目立つ部位では審美性が劣ります。
噛み心地においても、インプラントは顎骨に固定されるため、硬い食べ物でもしっかり噛めます。
ブリッジは隣の歯で支える構造のため、支台歯への負担が大きく、噛む力を控える必要がある場合もあります。
耐久性はインプラントが10〜20年以上使えるのに対し、ブリッジは平均7〜8年で再治療が必要になるケースが多いです。
他の歯への影響(削合・負担)
インプラントは他の歯を削らずに治療できる点が最大の利点です。
欠損部に人工歯根を埋め込み、独立した歯として機能するため、周囲の健康な歯に影響を与えません。
一方、ブリッジは両隣の健康な歯を大きく削って土台にする必要があります。
支台となる歯には失った歯の分の噛む力も加わるため、長期的には歯の寿命を縮めるリスクがあります。
その結果、再治療の際にさらに歯を失うケースも少なくありません。
寿命・メンテナンスの手間
長持ちしやすいのはインプラントです。
適切なメンテナンスを続ければ10年以上、条件が良ければ20年以上使える場合もあります。
通常の歯磨きに加えて、専用ブラシでインプラント周囲炎を防ぐことがポイントです。
半年に1回の定期検診を続けることで、長期的に安定した状態を保てます。
一方、ブリッジは支台歯の寿命に左右され、平均寿命は7〜8年程度と短めです。
人工歯と歯茎の間に汚れが溜まりやすく、歯間ブラシやタフトブラシでの丁寧な清掃が必要になります。
清掃を怠ると支台歯が虫歯や歯周病になり、ブリッジ全体の再製作が必要になることもあります。
総コスト(10年・20年単位での比較)
長期的に見ると、インプラントの方がコストパフォーマンスに優れる場合があります。
初期費用はブリッジの方が圧倒的に安価ですが、ブリッジは再治療や作り替えが必要になるため、20年単位での総額は高くなる傾向があります。
・インプラント(1本あたり):初期費用30万〜50万円。再治療が少なく、20年使えるケースも多い。
・ブリッジ(保険適用):初期費用2万〜3万円。ただし7〜8年ごとに再製作が必要で、20年で2〜3回のやり直しが発生する可能性あり。
インプラントは一度の費用負担は大きいものの、再治療が少なく、長期的な安心感があります。
ブリッジは初期費用を抑えたい場合に適していますが、支台歯を失うリスクを考慮すると、結果的に高額になる場合もあります。
インプラントとブリッジはどちらを選ぶべき?タイプ別のおすすめ治療法
インプラントとブリッジのどちらが適しているかは、歯の欠損状態や健康状態、そして治療に求める優先順位(費用・見た目・期間など)によって変わります。
それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルや目的に合った治療を選ぶことが大切です。
インプラントが向いているケース
インプラントは、長期的な安定性や見た目の自然さを重視する方に向いています。
他の歯を削る必要がなく、噛む力や審美性が天然歯に最も近い治療法です。
たとえば、長期間しっかり噛める歯を維持したい方、再治療のリスクをできるだけ減らしたい方に適しています。
また、健康な歯を守りたい方にもおすすめです。両隣の歯を削らずに済むため、残っている歯の寿命を延ばすことにつながります。
さらに、前歯などの目立つ部分で自然な見た目を求める方にも理想的です。
セラミックやジルコニア素材を使うことで、光の反射や透明感が天然歯とほとんど変わらず、周囲との違和感がありません。
顎の骨がしっかりしている方、もしくは骨造成で対応できる方には特におすすめの選択肢です。
歯根の代わりにインプラント体を埋め込むことで、骨に適度な刺激を与え、骨が痩せにくくなる効果もあります。
ブリッジが向いているケース
ブリッジは、費用や治療期間を抑えたい方、外科手術を避けたい方に向いています。
インプラントよりも短期間で治療が完了し、保険適用を選べば費用も大幅に抑えられます。
インプラントのような手術が不要なため、糖尿病や高血圧などで外科処置にリスクがある方にも適しています。
また、欠損部の両隣の歯がすでに治療されている場合は、その歯を支台として活用できるため効率的です。
たとえば、「できるだけ早く歯を入れたい」「費用を抑えて固定式の歯を使いたい」という方にはブリッジが向いています。
入れ歯のような取り外しの煩わしさがなく、固定されているため違和感が少ないのも特徴です。
ただし、健康な歯を削る必要がある点や、支台歯に負担がかかる点は考慮しておく必要があります。
短期間での回復を優先したい場合や、費用面を最重視する場合に適した選択肢といえます。
併用治療(インプラントブリッジ)が適しているケース
インプラントブリッジは、費用と機能性のバランスを重視する方におすすめです。
インプラントの安定性とブリッジの効率性を組み合わせることで、少ない本数のインプラントで複数の歯を補うことができます。
たとえば、3本以上の歯を連続して失った場合に、全てにインプラントを埋め込む代わりに2本を土台とし、その間に人工歯を橋のように連結する方法があります。
この構造によって、手術の負担や費用を抑えつつ、しっかりと噛める安定した結果を得られます。
顎の骨の量が少ない方にも適しています。
骨がしっかりしている部分だけにインプラントを埋入できるため、骨造成手術の範囲を小さくできるのが利点です。
また、広範囲の歯を失った方や、オールオン4のように少ないインプラントで全体を支える治療を希望する方にも向いています。
費用を抑えながらも噛む機能や見た目を重視したい方にとって、バランスの取れた選択肢といえるでしょう。
まとめ|費用だけで選ばず、「将来的な価値」で判断を
インプラントとブリッジはいずれも歯を補う効果的な治療法ですが、費用・耐久性・見た目・他の歯への影響など、重視するポイントによって最適な選択は異なります。
インプラントは初期費用が高めですが、長期的に見ると再治療が少なく、見た目や噛み心地に優れています。
一方でブリッジは治療期間が短く、保険適用も可能なため、費用を抑えたい方に向いています。
さらに、複数の歯を失った場合には、インプラントとブリッジを組み合わせた「インプラントブリッジ」を選ぶことで、コストと機能性のバランスを取ることも可能です。
治療を決める際は、費用だけでなく、将来的なメンテナンス性や自分の歯の状態も含めて総合的に判断することが大切です。
この記事で紹介した比較や費用の目安を参考に、信頼できる歯科医院でカウンセリングを受け、自分に合った治療法を見つけてください。
監修者 山田 嘉宏(やまだ よしひろ)
医療法人社団隆嘉会 ソレイユデンタルクリニック 理事長
1990年 昭和大学歯学部 卒業
1990~1992年 東京医科歯科大学補綴科 勤務
1992~1993年 茨城県友部歯科診療所 勤務
1993~1999年 品川区共立歯科 分院長 勤務
1999~2003年 よしひろ歯科クリニック 開院
2003年 医療法人社団隆嘉会 よしひろ歯科クリニック 開院
2014年 医療法人社団隆嘉会ソレイユデンタルクリニック 開院
資格
・厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
・日本口腔インプラント学会専門医
・IDIA(国際歯科インプラント協会/旧 ADIA(アメリカ歯科インプラント協会))専門医/指導医
・DGZI(ドイツ口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ISOI(国際口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ICOI(国際口腔インプラント学会)認定医
・日本臨床歯周病学会歯周病認定医
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