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奥歯の治療はインプラントと入れ歯どっちがいい?後悔しない選び方

インプラント
奥歯の治療はインプラントと入れ歯どっちがいい?後悔しない選び方

奥歯を失ったあと、「インプラントと入れ歯、どちらを選ぶべきだろう?」と迷っていませんか。

見た目や噛み心地、費用など、考えるべきことが多く「どちらが自分に合っているのか分からない」と悩む方は少なくありません。

実際、治療法を間違えると「せっかく治したのに違和感が残った」「思ったより費用がかかった」と後悔するケースもあります。だからこそ、選択前に正しい情報を知ることが何より大切です。

この記事では、インプラントと入れ歯の違いをわかりやすく比較し、それぞれのメリット・デメリットや費用、治療期間などを詳しく解説します。さらに、「費用を抑えたい人」「長くしっかり噛みたい人」など、目的別にどちらの治療が向いているかの判断基準も紹介します。

 

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奥歯の治療はインプラントと入れ歯のどちらを選ぶべき?

奥歯を失った場合、しっかり噛めることと長持ちすることを重視するならインプラントが有利です。

費用や体への負担を抑えたい場合は入れ歯が向いています。どちらが適しているかは、口腔内の状態や生活スタイルによって異なります。

選び方の目安は次の通りです。

・インプラントが適しているケース:噛み心地・見た目・耐久性を重視する場合

・入れ歯が適しているケース:費用を抑えたい、または体調面で手術が難しい場合

それぞれの特徴を理解しておくことで、後悔のない治療選択につながります。

 

インプラントが適しているケース

インプラントは、天然歯に近い噛み心地と見た目を求める人に向いています。

顎の骨に人工歯根を埋め込むことで強い噛む力を再現でき、硬い食べ物もしっかり噛めます。

隣の歯を削らず治療できるため、他の歯を守りながら長期的に快適な状態を保てます。

次のような人におすすめです。

・噛む力や安定感を重視し、しっかり噛める状態を維持したい

・自然な見た目で、他人に気づかれにくい治療を希望している

・健康な顎の骨があり、全身的な持病や制限がない

・周囲の歯を削ったり負担をかけたりしたくない

・長期的な治療の持続性を重視している

・食事や会話中のズレや違和感を避けたい

関連記事:奥歯のインプラントができないケースとは?代替治療も紹介

 

入れ歯が適しているケース

入れ歯は、外科手術を避けたい人や、治療費を抑えたい人に向いています。

短期間で装着でき、全身の健康状態に関係なく治療できる場合が多いのが特徴です。

次のような人におすすめです。

・費用をできるだけ抑えて治療を受けたい

・外科的な処置や長期の治療期間を避けたい

・全身疾患や服薬の影響でインプラント治療が難しい

・顎の骨が少なく、骨造成などの追加治療を希望しない

・着脱式の歯を使って清掃しやすくしたい

・将来的に状態が変わった際、調整や作り直しを柔軟に行いたい

 

インプラントと入れ歯の違いを比較

奥歯の治療方法には「インプラント」と「入れ歯」があります。

どちらも失った歯の機能を補う方法ですが、噛む力・見た目・費用・治療期間など多くの点で違いがあります。

治療前にそれぞれの特徴を理解しておくことで、自分に合った方法を選びやすくなります。

比較のポイントは以下の6つです。

・噛む力、安定性の違い

・見た目、装着感の違い

・周囲の歯や骨への影響

・治療期間の違い

・費用相場と保険適用の違い

・メンテナンス、寿命の違い

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

噛む力・安定性の違い

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、しっかりと固定するため、天然歯に近い噛む力を発揮します。硬い食べ物もしっかり噛め、装着後のぐらつきや外れる心配がほとんどありません。

噛む力の伝わり方が自然なので、食事の際の安定感も高くなります。

入れ歯は歯ぐきや隣の歯を支えにして装着するため、噛む力はインプラントの半分以下になることが多いです。

特に奥歯では強い力をかけるとズレたり動いたりしやすく、食事中に違和感を感じる人もいます。安定性を高めるためには、定期的な調整や作り替えが必要です。

 

見た目・装着感の違い

インプラントは骨に固定されるため、見た目は非常に自然で、周囲の歯とほとんど見分けがつきません。

セラミックなどの素材を選ぶことで、歯の色や質感を他の歯に合わせることができ、笑ったときにも違和感が出にくいです。

固定式なので、装着中に異物感が少なく、話したり食べたりする際も快適です。

入れ歯は、特に保険適用のタイプでは金属のバネが見えることがあります。

プラスチック製の床が口の中の広い範囲を覆うため、発音がしづらくなることや、嘔吐反射を感じることもあります。また、毎日取り外して洗浄する必要があり、装着感は人によって慣れが必要です。

 

周囲の歯や骨への影響

インプラントは欠損部分に単独で埋め込むため、隣の歯を削る必要がなく、他の歯に負担をかけません。

さらに、噛む力が顎の骨に直接伝わるため、骨が痩せにくく、長期的に顔の形が保たれやすいのが特徴です。

一方、入れ歯はバネを使って隣の歯に支えを求める構造のため、支えとなる歯に力が集中しやすく、歯の寿命を縮めることがあります。

また、噛む刺激が骨に伝わりにくいため、時間の経過とともに骨が痩せて入れ歯が合わなくなることもあります。

 

治療期間の違い

インプラントは外科手術によって人工歯根を埋め込む治療です。骨としっかり結合するまでに数ヶ月の治癒期間が必要で、全体の治療期間は3ヶ月から1年ほどかかります。

骨量が不足している場合は、骨造成などの追加処置を行うため、さらに期間が延びることがあります。

入れ歯は手術を必要とせず、型取りから装着までの流れが比較的シンプルです。

一般的には1〜2ヶ月ほどで完成するため、短期間で噛む機能を回復させたい人に向いています。

 

費用相場と保険適用の違い

インプラントは保険適用外の自由診療となり、1本あたり30万〜50万円程度が相場です。素材や医院の設備によって金額は異なりますが、長期的に使える点や見た目の自然さを考慮して選ばれる人が多いです。

医療費控除の対象になるため、確定申告で一部還付を受けられる可能性もあります。

入れ歯は保険適用で治療できるため、費用は数千円から数万円程度と経済的です。

ただし、保険適用内の素材には制限があり、耐久性や快適さを求める場合は自費診療の金属床タイプを選ぶこともあります。

この場合の費用は10万〜30万円ほどが目安です。

 

メンテナンス・寿命の違い

インプラントは、適切な歯みがきと定期的なメンテナンスを続けることで10年以上使えることが多いです。

汚れを放置するとインプラント周囲炎のリスクが高まるため、歯科医院での定期検診が欠かせません。

長く使うためには、日々のケアを丁寧に行うことが大切です。

入れ歯は、毎日の取り外し清掃が必要です。使用を続けるうちに土台の骨や歯ぐきの形が変わるため、3〜5年ほどで調整や作り直しが必要になるケースが多いです。

適切に管理すれば長く使えますが、インプラントに比べると交換の頻度は高くなります。

 

奥歯のインプラント治療のメリットとデメリット

インプラントは、天然の歯に近い噛み心地や見た目を再現できる治療法です。奥歯に強い力がかかる方や、長期的な安定を求める方に向いています。

一方で、費用や期間の面で負担が大きく、骨の状態によっては適応できない場合もあります。

インプラントの特徴は以下の通りです。

メリット:安定した噛み心地と見た目/周囲の歯に負担がかからない/顎の骨の吸収を抑える/発音や顔の歪みの改善

デメリット:費用が高額/治療期間が長い/顎の骨の状態が必要

 

メリット

安定した噛み心地と見た目

顎の骨に人工歯根を埋め込むことで、しっかりと固定され、天然歯とほぼ同じような噛み心地が得られます。

硬い食べ物でも安定して噛むことができ、入れ歯のようにズレたり外れたりする不安がありません。被せ物の素材を選べるため、周囲の歯と自然に調和し、見た目にも違和感が少ない点が特徴です。

 

周囲の歯に負担がかからない

欠損した部分に単独で人工歯根を埋め込むため、ブリッジのように隣の歯を削る必要がありません。支えとして使う歯がないことで、他の歯に余計な力がかからず、健康な歯を長く維持しやすくなります。

 

顎の骨の吸収を抑える

インプラントは噛む力が骨に直接伝わる構造のため、歯を失ったあとの骨の痩せを防ぐ効果があります。骨が保たれることで、顔の輪郭や口元のハリも維持されやすく、加齢による見た目の変化を抑えることが期待できます。

 

発音や顔の歪みの改善

しっかりとした噛み合わせが再現されることで、発音が明瞭になり、口元の動きが自然になります。片側だけで噛む習慣が改善されることで、顔のバランスが整いやすく、表情にも変化が出やすいです。

 

デメリット

費用が高額

インプラント治療は保険が適用されず、自由診療となるため費用負担が大きくなります。1本あたり30万円〜50万円程度が一般的で、使用する素材や医院の技術力によって金額が変わります。医療費控除の対象になる場合もありますが、初期費用としては高額です。

 

治療期間が長い

顎の骨に人工歯根を埋め込んだあと、骨と結合するまで数ヶ月の治癒期間が必要です。そのため、治療全体では3ヶ月〜1年ほどかかるケースが多いです。

骨量が不足している場合には骨造成などの処置が加わり、さらに期間が延びることもあります。

 

顎の骨の状態が必要

骨が十分にない場合、インプラントを固定できないことがあります。

骨が薄い、骨密度が低い、または全身疾患や服薬の影響がある場合は治療が難しくなることがあります。

その際は、骨を増やす処置や他の治療法を検討する必要があります。

関連記事:奥歯をインプラントにするデメリットとメリットを解説

 

奥歯の入れ歯治療のメリットとデメリット

入れ歯は、外科手術が不要で、幅広い年齢層に対応できる治療法です。

費用や治療期間を抑えたい人、または健康状態の理由で手術が難しい人にも選ばれています。ただし、噛む力や装着感はインプラントよりも劣る傾向があります。

入れ歯の特徴は以下の通りです。

メリット:保険適用の場合がある/治療期間が短い/顎の骨の状態が悪い場合にも選択可能

デメリット:違和感や痛みがある/安定感に欠ける場合がある/見た目の不自然さ/周囲の歯への負担

 

メリット

保険適用の場合がある

保険適用内で治療が可能なため、費用を抑えて歯の機能を回復できます。

費用は数千円から数万円程度で済むことが多く、経済的な負担が軽い点が魅力です。自費の入れ歯を選ぶ場合は、より薄く快適な素材や見た目に優れた設計も選択できます。

 

治療期間が短い

外科手術を伴わないため、型取りから完成までの期間が短く、1〜2ヶ月で装着できることが一般的です。仕事や生活への影響を抑えながら治療を進めたい人にも向いています。

 

顎の骨の状態が悪い場合にも選択可能

骨の量が少ない、または骨が弱い人でも入れ歯であれば治療が可能です。

全身疾患や服薬の影響でインプラント治療を避けたい場合にも適しています。手術が不要なため、身体的な負担が少なく安全に治療を受けられます。

 

デメリット

違和感や痛みがある

入れ歯は歯ぐきと密着する構造のため、装着中に違和感を覚えることがあります。

食べ物が挟まったり、粘膜が擦れたりして痛みを感じることもあります。

慣れるまで時間がかかる人も多く、定期的な調整が必要です。

 

安定感に欠ける場合がある

噛む力が部分的にしか伝わらないため、強く噛んだときにズレたり外れたりすることがあります。

特に奥歯では噛む力が強くかかるため、安定性を確保するにはこまめな調整が欠かせません。

 

見た目の不自然さ

保険の入れ歯では、金属のバネが見えることがあり、口を開けたときに目立つ場合があります。

また、プラスチック製の土台が口内を広く覆うことで、発音がしづらくなることや、味覚を感じにくくなることもあります。

 

周囲の歯への負担

入れ歯はバネで残っている歯を支える構造のため、支えとなる歯に負担がかかります。

長期間の使用で支台歯が動揺しやすくなり、結果的に新たな歯のトラブルを引き起こすこともあります。

 

どちらを選ぶべき?インプラントと入れ歯の判断基準

奥歯の治療では、費用・見た目・機能性など、重視するポイントによって最適な選択肢が変わります。

「できるだけ費用を抑えたい」「短期間で噛む機能を取り戻したい」という場合は入れ歯が適しています。

一方で、「しっかり噛める歯を長く使いたい」「自然な見た目で快適に過ごしたい」という場合はインプラントが向いています。

 

費用を重視するなら入れ歯

入れ歯は、費用を抑えて短期間で治療を終えたい人に適しています。保険診療の範囲で作製できるため、経済的な負担が少なく、数千円〜数万円程度で治療が可能です。

外科手術が不要なため、身体への負担も小さく、高齢の方や持病のある方でも安心して治療を受けられます。

治療期間が短い点も大きな利点です。型取りから完成までおよそ1〜2ヶ月で済むことが多く、仕事や家事への影響を最小限に抑えながら歯の機能を回復できます。

ただし、入れ歯は噛む力が天然歯よりも弱く、特に硬いものを噛む際に不安定になることがあります。数年ごとに作り替えが必要になることや、装着時の違和感・見た目の制約がある点も理解しておくことが大切です。

 

噛み心地・長期的な快適性を重視するならインプラント

インプラントは、噛む力や見た目の自然さ、長期的な安定性を求める人に最適です。

顎の骨に人工歯根を埋め込む構造のため、天然歯とほぼ同等の力で噛むことができ、食事をストレスなく楽しめます。

固定式なのでズレる心配がなく、発音や会話も自然です。

審美性にも優れており、周囲の歯と調和した美しい見た目を実現できます。

さらに、隣の歯を削る必要がないため、健康な歯を長持ちさせることができます。噛む力が骨に伝わることで顎の骨が痩せにくく、顔のラインの維持にもつながります。

治療費は1本あたり30万〜50万円程度と高額で、治療期間も数ヶ月〜1年と長くなりますが、適切なメンテナンスを行えば10年以上使い続けられることが多いです。

短期的なコストよりも、長期的な快適さや生活の質を重視する人に向いています。

 

まとめ|奥歯の治療は「噛める・長持ち・快適さ」で選ぼう

奥歯の治療には、インプラントと入れ歯という2つの選択肢があります。

長期的な快適さや噛み心地を重視するならインプラント、費用を抑えたい・短期間で治療を終えたいなら入れ歯が向いています。どちらにもメリット・デメリットがあり、噛む力、見た目、費用、治療期間、メンテナンス性などを総合的に比較することが大切です。

自分に最適な治療法は、顎の骨の状態や生活スタイル、希望する仕上がりによって異なります。後悔しないためには、信頼できる歯科医師に相談し、現状をしっかり把握したうえで選択することが重要です。

 

 

監修者 山田 嘉宏(やまだ よしひろ)

奥歯の治療はインプラントと入れ歯どっちがいい?後悔しない選び方

医療法人社団隆嘉会 ソレイユデンタルクリニック 理事長

1990年 昭和大学歯学部 卒業
1990~1992年 東京医科歯科大学補綴科 勤務
1992~1993年 茨城県友部歯科診療所 勤務
1993~1999年 品川区共立歯科 分院長 勤務
1999~2003年 よしひろ歯科クリニック 開院
2003年 医療法人社団隆嘉会 よしひろ歯科クリニック 開院
2014年 医療法人社団隆嘉会ソレイユデンタルクリニック 開院

 

資格

・厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
・日本口腔インプラント学会専門医
・IDIA(国際歯科インプラント協会/旧 ADIA(アメリカ歯科インプラント協会))専門医/指導医
・DGZI(ドイツ口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ISOI(国際口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ICOI(国際口腔インプラント学会)認定医
・日本臨床歯周病学会歯周病認定医

 

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